News&Blog お知らせ・ブログ

イベントはメディア:体験を超えたコミュニケーションの新たな形

イベント

 

イベント運営の世界は急速に進化しており、真のメディアとしての力を発揮し始めています。イベントは、単なる参加者が集まる場所ではなく、コミュニケーションの新たな次元を開拓する手段として捉えるべきです。本記事では、なぜイベントはメディアであると言えるのか、その理由と重要性について探求してみましょう。

 

イベントはストーリーを語る

 

イベントは、独自のストーリーを語るメディアです。出席者は物語の主要なキャラクターであり、イベントそのものが物語の舞台です。イベントプロデューサーは、そのストーリーを構築し、参加者に感動的な体験を提供することで、感情的なつながりを生み出します。

「ストーリー」という面で補足すると、イベント運営においては全体の流れの中でストーリーを考えて、今回はこう次回はこうとそのイベントを位置づけていくことがあります。

新しいイベントプランを提案する際にもこの視点を役に立ちます。例えば、1000人集客したいというイベントであれば、単純に目標人数を集めてその分の収益が得られればいい、とつい思ってしまいがちです。しかし、現実にその1000人もの人が集まることによってひとつのテーマができたのは事実。今後どのように発展し、つながっていくかというストーリーを作って提案することが重要になるということです。

また、多くのイベントは単発的に動くことが多く、隔年開催やオリンピックのように4年スパン、場合よっては10年単位の間隔が空くものもあるでしょう。成功したとしてもその後組織が解散してしまえば、その後のストーリーは生まれません(ただ人が集まって離れていく、で完結してしまうことになります)。つまり、ストーリーを考えずに毎度単発でイベント運営に挑もうとすると毎回1からの出発になり、発展も見込まれません。ストーリーを作ることでメッセージ性をより強く伝えるだけでなく、それまでのノウハウをもれなく活かし、より戦略的な動きを作っていくことができます。

 

イベントはコミュニケーションのプラットフォーム

 

イベントは、メディアの進化系といえます。人と人とが顔を合わすことで情報が発信・交換され、双方向のコミュニケーションができる場として有効なメディア媒体だと考えられるからです。参加者同士や参加者とブランド/組織とのコミュニケーションのプラットフォームでもあります。セミナー、カンファレンス、展示会など、さまざまな種類のイベントを通じて、参加者はアイデアを共有し、ネットワーキングを行い、新しいビジネス機会を見つけます。これはメディアとして有効な役割を果たしていると言えるでしょう。

 

デジタル時代のイベント

 

デジタル技術の発展により、イベントはオンラインおよびハイブリッド形式で提供されるようになりました。これにより、イベントは世界中の参加者とリアルタイムでつながり、大規模なオーディエンスに向けたメディア体験を提供することが可能になりました。

 

まとめ

 

イベントはもはや単なる会場やプログラムの提供者ではありません。イベントはメディアであり、コミュニケーションの新たな形態を提供します。これを活用することで、参加者の心に残る体験を提供し、ブランドや組織との深い関係を築くことができます。イベント運営に携わる際には、この新たなメディアの力を最大限に活用する方法を模索していくことが求められるでしょう。

 

ジェイブ・広報担当

関連記事